先日は、岐阜県多治見市にてタイル検査立会いを行いました。
指定した色、面状であるかの検査ですが、工場を見たのは初めてだったので、良い経験になりました。(坂野)
↓色をつけるための釉薬の入った容器。
↓原料となる土(砂状にしてある)を金型にてプレス
↓その後、釉薬を吹きつけ耐火セラミックのトレーにのせられ、
↓70Mもの長さの釜の中へ。およそ1200度で焼かれます。
↓そして完成。写真は今回検査した45三丁掛けタイル。
色出しは温度湿度等で変わるので、釉薬の調合が難しいのだそう。
今回のタイルはピッタリ指定した色でした。流石です。
その後、最近竣工したモザイクタイルミュージアムへ。
藤森 照信氏の作品らしい独特の世界観の建築でした。
↓正面外観。タイルの原料を掘り出す採土場をモチーフとした山なりの形状
↓館内入り口。見た目の予想に反する、まさかの片引き自動ドアでした
↓外壁見上げ。藁スサ入りの土壁に、茶碗やタイルの破片が規則的に配置してある
↓写真がうまく取れていませんが、内部の登り釜を彷彿させるダイナミックな階段室